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新型コロナウィルスの拡散を受けて、リスクオフ再燃か。 1月24日ドル円動向

週足

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日足

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高値109.644、安値109.164、始値109.478、終値109.257で小幅な陰線での引けとなりました。

前日のWHOの緊急事態宣言の回避を受けて、東京時間から欧州時間にかけてドル高傾向での水位となりましたが、上値は重く、109.6付近での推移となりました。

しかし、ニューヨーク時間に入り、米疾病対策センターアメリカで2人目の感染者を確認、22州で63人が検査対象という事を明らかにすると、安全資産である米国債へ買いが入る形となり、ドルは下落しての引けとなりました。

今週の月曜日は108.85と窓を開ける形での寄付きとなりました。

新型コロナウィルスとドル円の関係

1月16日

武漢市で新型コロナウィルスによる肺炎で69歳の男性死亡。2人目

インターネット上に投稿された「感染」を訴える書き込み、中国当局によりアカウントごと削除。

中国版ツイッターには武漢市内の専門治療が行われる病院では発病患者で溢れているなどの記載あり。

ドル円終値110.139

米10年債利回り 1.809

1月17日

タイでも感染確認2例目

ドル円終値 110.140

米10年債利回り 1.825

1月18日

中国での新型コロナウィルスによる肺炎を巡り、米疾病対策センター武漢からの直行便や乗り継ぎ便が到着するアメリカの空港で、一般とは別の部屋に移して検査を強化と発表。

1月20日

中国当局は新型コロナウィルスによる感染者が218人、死者が3人になったことを発表。

習近平氏の指示のもと、中国外務省はWHOや各国と情報共有し、換算拡大防止を図るとしている。

ドル円終値110.174

米10年債利回り 1.823

1月21日

日本国内初の新型コロナウィルス感染者を確認。

厚生労働省、水際対策の指針策定。

発熱などの症状がないか、自己申告するよう機内アナウンスをすることが決定。

武漢市を直ちに閉鎖すべきという訴えを中国国務院が否決。

ドル円終値 109.831

米10年債利回り 1.774

1月22日

新型肺炎の患者数500人、死者17人を突破。習近平氏の指示があるまで動けない中国政府の限界。

中国のマカオでも初の新型肺炎患者。

ドル円終値 109.821

米10年債利回り 1.769

1月23日

新型コロナウィルス、中国の3分の2に拡大。

中国当局、午前10時から武漢市の公共交通機関の一時停止を発表。

WHOが緊急事態宣言を回避。

ドル円終値 109.459

米10年債利回り 1.731

1月24日

新型コロナウィルスの感染拡大で、上海ディズニーランド封鎖。

中国、湖北省13市を封鎖。

外務省、中国武漢への渡航中止を勧告。

フィリピン航空当局、中国・武漢からの観光客464人を送還。

疾病対策センターアメリカで2人目の感染者を確認、22州で63人が検査対象と発表。

ドル円終値 109.257

米10年債利回り 1.686

1月25日

中国で新型コロナウィルスによる肺炎患者が1,300人に。

1万人規模の患者発生は備え、今月中に病床準備。

武漢からの米外交官退避へ米政府がチャーター便用意。

北京市政府、感染症の拡大を断固抑える為、市境を越えるバスの運航を停止。

日本でも3人目の肺炎患者を確認。

中国政府、27日から中国からの海外渡航を禁止。

1月26日

日本政府、武漢市の邦人救助の為、チャーター便準備、中国政府との調整後、希望者を日本へというニュースがありました。武漢市に残された邦人も帰国出来るようで良かったですね。

武漢からの観光客に日本で4例目の感染者発生。

日本政府、首相官邸の情報連絡室を官邸対策室に格上げ。

まとめ

中国で発生した新型コロナウィルスによる肺炎患者の拡大とドル円との関連を見ると、まだリスクオフによる円買いは本格的に進展しているわけではなく、上値の重さを見ての調整が入っているようなイメージですね。

27日から事実上中国からの海外渡航を禁止したことを受けて、春節で期待されていた各国のインバウンドの減少、米中第一合意により期待されていた中国内の経済回復の遅れなどによるリスクオフが進む可能性が高く、直近高値から見て1円程度の下げていないことを考えると、まだまだ下値を試す動きが続きそうです。

しかし、中国政府の発表は信憑性が薄く、今後のアメリカの対応が相場においては焦点となりそうですね。

WHOの緊急事態宣言が回避される中で新型コロナウィルスの拡散を防ぐ為、各国の対応が早いようですが、それ以上にウィルスの拡散が早いようです。

日本でも4例目の新型肺炎患者が出てきているのでマスク・うがい・手洗いを忘れずにして、新型コロナウィルスの拡散を防ぎたいですね。

今週の売買方針

中国市場は休場となりますが、中国の海外渡航禁止を受けて、各地のインバウンドの縮小は避けられず、リスクオフの進展は避けられないものと考えています。

下目線で考えており、戻りのタイミングでショートかと考えています。

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金曜日の売買結果

前日のWHOの緊急事態宣言の回避により、ドル高に進むと考えており、東京時間での下げ止まりを見てロングを入れましたが、米国での感染拡大を受けて下落した為、建値で撤退しました。

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