ドル円を分析、予想するブログ

FXのトレード記録を公開・分析するブログ

ドル円に特化した情報を配信しています。

新型コロナウィルス、首相官邸侵入?? 2月18日ドル円動向

週足

f:id:jida43456:20200219074457p:image

日足

f:id:jida43456:20200219074954p:image

高値109.940、安値109.649、始値109.860、終値109.859で小幅な陰線での引けとなりました。

昨日のドル円は、中国が景気対策として金融緩和を行うことを好感視して高値圏で引けた前日の流れを引き継ぐ事は出来ず、アップルの業績の下方修正を受けてドル安傾向での推移となりました。

それでもニューヨーク時間に入ると米指標が堅調さにより、ドル高傾向となりましたが、ダウは下落しており上値を追う動きは限定的となりました。

今日の売買方針

徐々に相場への新型コロナウィルスの影響が見えてきましたが、各国政府の景気の支援措置を発表しているので、下値も限定的となりそうですね。

昨日の売買結果

ノートレです。

新型コロナウィルスについて

東京都が16日に発表した新型コロナウィルス感染者の1人であるハイヤー運転手の男性は1月末から2月初めにかけて、共同通信の業務に従事しており、共同通信はこのハイヤーに乗車した社員10名を自宅待機とし、保健所に相談しているようです。

この自宅待機となった10名のうち1名が「総理番」で、総理だけではなく、秘書官とも担当している為、新型コロナウィルスを総理に感染させてしまうリスクが高まったようです。

記者会では、取材先である総理らに迷惑をかけてはならないと今さらマスクをつけ始めているようです。

今までマスクもしていなかったマスコミの対応に驚きですね。

昨日の国会では、「桜を見る会の追求」が続かず、新型コロナウィルスについての審議が行われていたようですね。

首相に新型コロナウィルスが迫ったことを見て野党議員達もやっと他人事ではない事に気付いたのでしょうか。

与野党が一致団結して、新型コロナウィルスの対応にあたって欲しいですね。

17日のニュースで18日から最大1日3,000人のウィルス検査が可能になるというニュースを見て、厚労省が本気になったなと考えていましたが、新型コロナウィルスが首相官邸まで迫ってきたことで、危機感を煽られたんですね。

新型コロナウィルスへの対応も厳しい対応となりそうですね。

私の会社が入っているビルも新型コロナウィルスの感染者が入居者から出たら、ビルを閉鎖すると話しており、状況が変化しているのを感じます。

新型コロナウィルスの影響

中国経済がストップしている事により、2月度の経済への影響が大きいと言われています。

日本では消費増税によるセルフ制裁で、10-12月期のGDPが年率で−6.3%とリーマンショック並みの下落を見せています。

新型コロナウィルスの影響は既に観光業に壊滅的なダメージを与えており、輸出企業などへの影響はまだ分かりませんが、1-3月期のGDPが心配ですね。

GDPリーマンショック並みの落ち込みを見せている中で日経平均は下げ止まっているのが不気味ですね。

新型コロナウィルスの感染拡大により、中国から引き上げた資金の投げ込み先として日本株に資金が集まっていると言われています。

普通の国では景気刺激策として金融緩和と中間層の減税をしますが、トリクルダウンが起こらない日本でも、消費税減税など中間層に対する消費刺激策を行なって欲しいですね。

企業がいくら利益率をあげても、お金を使う人がいなければ経済の成長はありません。

国も税金を納める人がいなければ、発展することはありえません。

今回の危機は従順な国民性にあぐらをかいてきた日本政府、大企業にも危機感を感じさせるいい機会にもなったはずです。