イタリア、韓国で新型コロナウィルスの感染者、爆増。 2月21日ドル円動向
週足
日足
高値112.177、安値111.463、始値112.061、終値111.509で陰線での引けとなりました。
中国での新型コロナウィルスの感染者の新規増加数の減少傾向により、新型コロナウィルスの終息も見えてきたとの相場の反応により、リスクオンへむいていました。
しかし、新型コロナウィルスの感染者数の拡大懸念の再燃及び米経済指標の悪化により、円高傾向での引けとなりました。
新型コロナウィルスに対する日本の対応がお粗末で円の信頼が落ちたためか、円の買い戻しも限定的となったようです。
韓国、イタリアでの新型コロナウィルスの爆増を考えると今後、日本以外の感染者数の実数が出てきて、日本の感染者数は実は少なかったという事もあり得そうですね。
そうなった時、大きく円高に動く可能性もあるので、ヘッドラインには注意が必要ですね。
新型コロナウィルスについて
イタリアでの新型コロナウィルスの感染者数が急増し、134名となりました。
当初、イタリアでの感染者数は9名でしたが、新型コロナウィルスでの死者が発生すると共に急増する形となっています。
韓国でも3日ほど感染者数が増えず、終息宣言が出るかに見えましたが、新興宗教団体「新天地イエス教会」で集団感染が発覚し、連日100名以上の感染者数が伸び600名を越えています。
日本でも、厚労省の対応がお粗末ですね。
ダイアモンド・プリンセス号から下船した乗客を公共交通機関で帰らせた後、公共交通機関は使わないようにお願いをするなど迷走ています。
アメリカでは日本への渡航警戒レベルを2に引き上げ、持病を持つ人は日本へ渡航しないよう注意喚起をしています。
新型コロナウィルスを巡る情勢が変化していますね。
日本は政治家のレベルは低いですが、国民の公衆衛生の意識は高い為、今の状況でも感染者の増加は抑えられているようですね。
韓国、イタリアを例に取ると、新型コロナウィルスの死者が出ると、感染者数が急増する形となっています。
これが何故かを考えると新型コロナウィルスの致死率は2%程度と言われており、自国での致死率が2%以上になってしまうと自国民がパニックになる可能性もあるため、実数、もしくは致死率が2%以下になる数値を発表せざるを得ないのではないかと考えています。
イランでは新型コロナウィルスでの死者8名に対して、感染者が43名と実に20%近くの致死率となっていますが、感染者の実数は1,000人を超えているかもしれないですね。
欧米でも新型コロナウィルスの感染者数は増加していませんが、実数を隠しているか、検査自体を行なっていない可能性が高いですね。
イタリアで100名以上の感染者が出ていることを考えるとEU諸国も実際の感染者は相当数いるはずです。
バカ真面目に新型コロナウィルスの感染者数を発表していた日本円の売りが続きましたが、他国の実態が露わになれば有事の円買いという展開もあるかもしれないですね。
アメリカの新型コロナウィルスの検査結果には注意を払う必要がありますね。