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韓国、医療崩壊 3月2日ドル円動向

週足

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日足

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高値108.570、安値107.337、始値107.346、終値で陽線108.257での引けとなりました。

今日のドル円は、ワシントン州の非常事態宣言を受け、アメリカでも新型コロナウィルスの感染拡大を懸念してか、70pips程の下窓を開けての寄り付きとなりました。

東京時間に入っても日経平均が21,000円を割り込み、更に下値を試すかに見えました。

しかし、日銀の黒田総裁が緊急談話を表明し、ETFの購入を明らかにした事で、株価は反発し、日経平均は200円高での引けとなりました。

ドルも株価に連れて上昇し、108円半ばまで買われましたが、中央銀行の政策だけではドルの買いは続かず、欧州時間には始値付近までの下落となりました。

ニューヨーク時間に入ると、米利下げ期待や各国の中央銀行が経済対策をすることを好感視した為か、ダウが前週末比1,000ドル超の大幅な高値での引けとなり、ドルも株高に連れて上昇しています。

株価の反発を予想して買いを入れた人は大勝利ですね。

新型コロナウィルスに関して

韓国の新型コロナウィルスの感染者数は4,212人となり、人口当たりの新型コロナウィルスの感染者数は、中国を抜き世界1位となっています。

韓国では新型コロナウィルスの感染拡大が急増し、都立病院で16名の看護師が新型コロナウィルスに感染したくないとして、一方的に退職届を出して職場放棄をする事態となっています。

新興宗教団体の新天地イエス教会による集団感染が見られた大邱市では、2千人の入院待機患者がいると言われており、病院で治療を受けられないまま死亡する事例が続いています。

この事態を受け、韓国は世界80ヶ国に入国制限される形となり、企業活動にも影響が出ているようです。

日本では賛否両論がありますが、新型コロナウィルスの検査規定を厳しくし、軽症では病院に行かず、自宅待機し、重篤者や他の病気の患者が医療を受けられる状況を維持する政策を取っています。

こうした感染症はパニックにより、健康な人も病院に殺到して院内感染が進む事が怖いので感染症対策としては厚労省は正しい対応をしているようですね。

しかし、こうした次善の策ではなく、最初から中国人の入国拒否をすべきだったのではないかと考えています。

個人消費の刺激策としての消費税減税、無理に上げ続けてきた公務員給与の削減など、国の支出を減らす方向での収支改善も考えるべき時に来ていますね。

マイナス金利もやめ時が無いことは分かりますが、実体経済を犠牲にしてまで名目の株価を上げることはナンセンスなので、そろそろマイナス金利をやめるタイミングを計るべきかもしれないですね。

10〜12月期のGDPが年率-6.3%、1〜3月期は更に下がる可能性がある事を考えると、株価対策ではなく、実体経済への対策が急がれるはずです。

欧州でもイタリアに続き、フランス、ドイツも新型コロナウィルスの感染者数が増加していますね。

イタリアから感染者が広がったというよりも、元々、広がっていた感染者数を隠せなくなったという事が真実かもしれないですね。

トランプ大統領も、新型コロナウィルスの治療法の開発に躍起になっているようですが、早く終息して欲しいですね。

仮想通貨について

仮想通貨も、株高に連れて上昇しているようですね。

新型コロナウィルスの経済への影響を見て、リスク商品からの現金への資金逃避が続いていた為、仮想通貨も下がり、ダウの上昇とともに資金が戻ってきたようですね。

仮想通貨の買い時を考えるのも難しいですね。ドルコスト平均法のように、毎月買い足していこうかなと考えています。