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日本、7日にも緊急事態宣言か。 4月6日ドル円動向

週足

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日足

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高値109.376、安値108.318、始値108.838、終値109.205で陽線での引けとなりました。

昨日の相場は下落の可能性が高いかと考えていましたが、新型コロナウィルスの感染による全米死者数のうち約半数を占めるニューヨーク州で「1日あたりの死者数が初めて前日より減った」という情報が入ると、短期筋の買いが入り相場は上昇の勢いを強めました。

後場ではロシアとサウジアラビア原油減産合意について非常に近いと米CNBCがロシア側の責任者の話として報道すると、原油相場の下落が止まり、世界のエネルギー関連企業の経営不安の後退から株を買い戻す動きが強まったようです。

日経平均は前週末比756円高で引けを迎えています。

欧米時間に入っても、相場の勢いは衰えず、ダウも前日比1,600ドル超高での推移となっています。

ドルも株価の動きと連動する形で上昇し、109円を回復し、尚、上昇する形となっていますね。

朝のチャートでは上値が重いかと考えていましたが、力強い上昇が続いています。

日本、緊急事態宣言、発令か?

東京での新型コロナウィルスの感染者急増を受けて、6日、安倍首相により、東京などの感染拡大が懸念される7都道府県に緊急事態宣言を7日にも発令する方針となりました。

何故か、愛知県が除外されている所が理解不能ですが、新型コロナウィルスの国内での感染者も4,000人を超えてしまい、今後の国内経済も含めてギリギリの判断となったようです。

緊急事態宣言が発令されても、自粛を要請することから指示することに変わるだけで大きな違いはありませんが、国の方針の下、各都道府県が新型コロナウィルスの感染拡大の抑制のため、積極的に行動がしやすくなる所に違いがあります。

4月から殆どの都道府県で学校再開予定でしたが、緊急事態宣言を受け、5がつ6日まで休校とする都道府県が増えており、国民に再度、自粛の意識を強くさせる効果があるようですね。

緊急事態宣言による経済効果

短期的に考えると緊急事態宣言をし、経済活動の自粛は国の経済へ大ダメージとなる可能性があり、避けられるのであれば避けたいものです。

しかし、欧米諸国では新型コロナウィルスの感染が急拡大し、その後の大規模な経済活動の自粛により、ピークアウトの兆しが現れており、グローバルな視点で見た場合、その見方は変わってきます。

世界からは、日本で本当に新型コロナウィルスの感染拡大を留められているのか、疑いの目が向けられており、このままでは各国の日本人渡航拒否が解かれず、欧米諸国が新型コロナウィルスから立ち直る中で日本だけが世界経済から取り残される可能性があります。

しかし、このタイミングで緊急事態宣言をし、感染を抑えることが出来れば、日本の防疫の評価にも繋がり、欧米諸国の経済活動と時を同じくして、経済活動を再開することも出来る可能性が高いかと考えています。

中国での感染拡大が抑えられているというプロパガンダは怪しいですが、徹底的に経済活動を自粛し、都市封鎖をしていたという実績がある為、信じざるを得ない現状があります。

そうした他国に発信し得る対応が、必要となるのではないかと考えています。

新型コロナウィルスのワクチンの開発にはまだ時間がかかりますが、各国での経済活動の再開はワクチンの開発を待たずになされる可能性が高く、今はそのタイミングに乗り遅れないことが肝要となりそうですね。