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実体経済の悪化懸念による株価の下押し継続か。 4月16日ドル円動向

週足

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日足

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高値108.076、安値107.158、始値107.413、終値107.908で陽線での引けとなりました。

昨日の相場は前日の米経済指標の歴史的な悪化、米銀行の減益決算を受けて200円以上の大幅安での引けとなりました。

欧米で新型コロナウィルスの感染が急拡大した3月の株価の急落から世界各国の中央銀行の財政政策により、株価が急速に戻っていましたが、実体経済の下落が株価に反映されている状況となっています。

特に、日本の企業は新型コロナウィルスの感染拡大による業績の悪化を受けて、株主より社員を守るという事を明言しており、株の買い戻しには動きにくいのかもしれないですね。

新型コロナウィルスの感染拡大がピークを過ぎたと目されている欧米でも株の買い戻しとは言い切れず実体経済の下落には耐えられないようですね。

ダウは経済指標の悪化とニューヨーク州が経済活動の停止を4月末から5月15日まで延長した事でダウは一時的に300ドル安となりましたが、「巣ごもり消費」の増加を見込んだハイテク株の買い戻しでダウは33ドル高での引けとなっています。

ドル円もやはり107円後半では上値が重く、108円を更新した所で反落する形となりましたが、ダウの買い戻しとともに上昇し、現在では108円を回復しています。

週足に頭を抑えられる形で今日も上昇するかは分かりませんが、108円半ばでの頭が重そうですね。

新型コロナウィルスについて

新型コロナウィルスの感染拡大をほぼ抑え込んでいる台湾では200万枚のマスクを日本へ寄贈してくれるようです。

台湾は地震などでも一番に寄付してくれるし、今後も仲良くしたいですね。

欧米では新型コロナウィルスの感染拡大がピークを過ぎたと目されており、5月1日から経済活動を再開するようですね。

しかし、ニューヨーク州で新型コロナウィルスによる死者が1万人をこえました。

自宅で新型コロナウィルスで亡くなった人を追加した事が要因のようです。

アメリカでは病院に行けない隠れた感染者の問題もあるため、本当に5月1日から経済活動を再開出来るかは読めない状況ですね。

日本の状況

16日の東京での新型コロナウィルスの新規感染者数は149人で、前週同日比からは2日連続で下落しており、感染の伸びは抑えられています。

しかし、東京都の累計感染者数は2,595人となっており、東京都で準備している2,000床と言われるベッド数を超過しており、今後も油断出来ない状況が続いています。

特に軽症患者にベッドを占拠される状況となっており、重症患者が入院出来ない事態にもなりかねません。

軽症患者の隔離場所の確保と早期な移動が必要ですね。

16日の会議で緊急事態宣言を全国に広げることとなり、ゴールデンウィーク明けまでが一つの勝負所となりそうです。

6都道府県だけの緊急事態宣言では東京でパチンコが出来なくなったパチンカーが茨城に遠征していたり、東京の富裕層が軽井沢に行き、街に繰り出していたという事もあったようです。

ゴールデンウィークに強く自粛をし、新型コロナウィルスの蔓延を抑え込む事が出来れば中小零細企業が回復不可能なレベルまで追い込まれる前に経済活動を再開する事も出来ます。

昨日までは見送りと伝えられた国民全員への10万円の給付案も一転浮上し、自粛明けの5月初旬には配布される見通しとなっています。

緊急事態宣言後の早期回復のため、後3週間は不要不急の外出は避けて過ごしたいですね。

大企業優遇でやりたい放題だった自民党執行部も世論や若手議員からの突き上げにより、政策が国民寄りとなっていますね。

子供を産んだ時の一時金に100万円支給するなど、子育て世帯に優しい政策も議論されています。

今後はインバウンドを期待する経済から、再度、内需を拡大する経済へ移っていく可能性が高くなります。

そうした時、害悪でしかない消費税を早期に撤廃し、日本人が生活しやすい国としていきたいですね。