消費税減税議論、再燃か? 4月24日ドル円動向
週足
日足
高値107.752、安値107.364、始値107.547、終値107.459で小幅な陰線での引けとなりました。
金曜日の相場はアメリカの石油業者が石油の掘削を止めた事、産油国で減産合意期日前より原油の減産を始めたことを好感視した為か、原油価格は続伸しました。
ダウも原油価格の上昇を背景にして260ドル高での引けとなりました。
ドル円に関しては前日、日銀の国債無制限買い入れで108円まで上昇しましたが、上値が重く反落しています。
金曜日も小幅な値動きが続いており、翌週の中央銀行の政策結果待ちとなったようですね。
原油高により、株価が続伸し、通常であれば資源国通貨が上昇するはずですが、ドルの上値が重い動きが続いていますね。
経済活動が停滞しており、国家間の交易なども縮小している状況ではドル需要がそこまでないことがドルの上値を抑える要因となっているかもしれないですね。
月足と週足に頭を抑えられる形となっており、円高傾向となりそうです。
しかし、108円を明確に更新するとドル高にもなり得そうなチャートなので、107円を割り込むのを見てからショートと考えた方が良いですね。
消費税減税議論、再燃か?
日本では、新型コロナウィルスの影響で11年ぶりに経済が悪化しているという政府の景況判断となったようですね。
昨年の消費増税後、10〜12月期のGDP年率マイナス7.1%を記録した時でも、景気は緩やかに回復しているという判断でしたが、コロナの影響は隠しきれなくなってきたようですね。
完全にリーマンショック以上に景況感は悪化していますが、消費税減税議論がなされるか注目ですね。
また、決算申告の延期措置が取られ、消費税の申告も延期となりましたが、このまま支払い免除の措置となれば、企業の資金繰りが改善されて倒産する企業も減る可能性がありますね。
消費税の支払い免除措置などを講じた方が長い目で見れば、日本経済にいい効果をもたらして税収増になるかもしれないですね。
経済にとって害悪でしかない消費税減税をこのコロナによる経済危機を機会として、真剣に議論して欲しいですね。
また、麻生財務相が国会議員は半分でもいいという発言をしていましたが、日本の国会議員は人数も歳費も多過ぎるので増税を考える前に固定費を削減するという意味でも国会議員の定数を減らすべきかもしれないですね。
新型コロナウィルスの影響で世界が変わると言われていましたが、少しでもいい方向に変えていきたいですね。
新型コロナウィルスについて
日本での感染者数の推移は東京での新規感染者数が25日で13日ぶりに93人と100人を割り込みました。
週間推移でも新規感染者数が1,000人を割り込み、減少傾向とはなっています。
東京が2週間後にはニューヨークになると言われてきましたが、現在のところ新規感染者数が横這いから減少となっており、一先ずは安心ですね。
しかし、新型肺炎の感染者に関しては、軽症で自宅待機している人が突然死する事例が増えており、今度は死者増加の可能性という面での不安がもたげてきていますね。
5月6日で自粛が終わるかは分かりませんが、長期休暇で油断せずにGWでも自宅待機を続けたいですね。