アメリカの新型コロナウィルス感染者、100万人突破。 4月29日ドル円動向
週足
日足
高値106.883、安値106.352、始値106.852、終値106.607で小幅な陰線での引けとなりました。
昨日の相場は祝日の為、東京市場は休場でドル円も小幅な値動きが続きました。
ニューヨーク市場では、米ギリアドの新型コロナウィルスの特効薬レムデジビルの臨床試験の結果が良好とのことでダウは上昇する形となりました。
重症患者に対する投与でこれまで10日かかっていたものが5日間で回復出来たという報告で新型コロナウィルスの感染拡大懸念が後退したようです。
米GDPは年率マイナス4.8%と酷い数値となりましたが、ある程度織り込まれていた為か、相場にはさほど影響を与えなかったようですね。
6月物もマイナスになるかと見られていた原油も、週間の原油在庫の伸びが鈍化したことで16ドル付近まで回復しており、原油価格の下落による株安という傾向も抑えられたようです。
実体経済が止まっており、国家間の交易が少ない為か、ドル需要減によるドル安が続いているようですね。
基本的にドルは上値が重い動きとなりそうですね。
新型コロナウィルスについて
全世界の感染者数が300万人を突破しており、尚、感染拡大は続いています。
中でもアメリカの感染者数は100万人を突破し、世界全体の3分の1を占めています。死者は5万8,300人超と、ベトナム戦争で亡くなった米国人の数(5万2,220人)を上回ったようですね。
アメリカ、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス、英国の6カ国で感染者数が世界全体の6割を占めており、各国ではロックダウンにより経済活動を止めており、日本、カナダを除くG7と言われる国家へ甚大な被害を及ぼしています。
アメリカでは2020年1-3月期の実質GDPは年率換算でマイナス4.8%と11年ぶりの大幅な落ち込みを見せています。
新型コロナウィルス自体が中国からのウィルス兵器という噂がありますが、西側諸国の弱体化を狙ったウィルス攻撃という話もこの結果を見れば疑われても仕方ないですね。
今後の動向としては、フランスは28日に国民議会で新型コロナウィルスで実施している厳しい外出制限に関して、このまま感染拡大が抑えられれば5月11日から経済を再開させるとの発言があったようです。
アメリカも5月から経済活動を随時再開するとの見通しとなりますね。
日本でも緊急事態宣言が5月6日までとなり、5月10日まで延長し、5月11日から経済活動を再開という形となると、経済活動の再開を示し合わせたようになりますね。
今後、国内での経済に関しては経済活動の再開ということで、内需の回復は早いと思いますが、国家間の交易が回復するのがいつになるかは読めないですね。
死亡率が高いとされる欧米型の新型コロナウィルスが日本に大々的に輸入されてしまう可能性もあり、そう言ったことを想定しても交易の回復には時間がかかりそうですね。
何か特効薬が出ない限り、グローバリズムは衰退する方向になりそうですね。
日本では中国の国家主席習近平を国賓として呼ぶこととなっていましたが、今回の新型コロナウィルスの蔓延により、西側諸国の中国に対するヘイトが溜まっており、周辺諸国との関係性からも国賓として訪問することは難しい環境のようです。
国民感情としても、ここまでの甚大な被害をもたらした中国の国家主席を国賓として迎えるのは有り得ないと思います。
中国への責任追及をする政党に投票したいですね。