中国企業、米市場での上場廃止か? 5月21日ドル円動向
週足
日足
高値107.841、安値107.459、始値107.459、終値107.595で小幅な陽線での引けとなりました。
昨日のドル円は米中関係の悪化懸念の為か、トレンドとしては上昇傾向にありながらも上値が重く、反落する形となっています。
東京時間から欧州時間にかけては経済活動再開によるリスクオンで、ドル売り、円売りの傾向が強くドル円は小幅に上昇し107.8まで上昇し、ユーロも1.10を更新する場面がありました。
しかし、ニューヨーク時間に入ると、経済指標の悪化及び米中関係の悪化懸念からドルと円の買い戻しが入る形で反落しての引けとなりました。
特にユーロの巻き戻しは酷く、1時間で50pips反落する場面もあり、より上値の重さが意識されたのではないかと考えています。
108円へのトライの失敗が続いており、ドルの上値は相当に重くなっているものと考えています。
今日は下値を試す動きも見られるかもしれないですね。
米中関係の悪化
米上院で米市場への上場の条件として、国家の介入がない企業という条件が課される法案が可決されたようです。
この法案では、査定を受けた企業は国家とは関係がないことを証明する必要があり、証明できない場合、数年間の査察を受け入れ、国家の介入があるとされれば上場廃止となるようです。
共産党一党独裁の中国では、国家が介入していない企業は考えにくい為、完全に中国企業を狙い撃ちした法案のようですね。
トランプ大統領は、民主党のバイデン氏と中国の癒着を疑っており、ツイッターでの攻撃を続けています。
また、台湾への魚雷や新鋭機の配備など、中国の言う「一つの中国」を否定する方向へ舵を切っており、大統領選挙の絡みもある為、今回の米中関係の悪化はどこまでいくか、分からないですね。
コピートレード結果
毎日、プラスは積み上がっていますが、含み損が減らないですね。
高値圏でのロングと安値圏でのショートはどう処理をするのか、楽しみに見ています。
ユーロ円は扱ったことのない通過ですが、ドルとユーロと円の3通過の絡みがあり、トレンドが出やすいんですね。