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香港、国家安全維持法で300人以上逮捕。 7月1日ドル円動向

週足

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日足

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高値108.155、安値107.353、始値107.848、終値107.457で小幅な陰線での引けとなりました。

昨日のドル円は、前日の香港に国家安全維持法が制定されたことで、相場はリスクオフ、有事のドル買いが進む形でユーロドル主導でのドル買いが進み、ドル円は108円を回復する形となりました。

108円でのストップオーダーを巻き込む形でドルは上昇しましたが、108.2付近では週足のレジスタンスラインが控えており、週足のレジスタンスラインを更新するほどの力はなく、ドルは反落する形となりました。

しかし、米ファイザーなどが、新型コロナウィルスのワクチン開発で一定の成果を出しているとの報道もあり、リスクオンによりドルの下値は硬く、107.5付近での引けとなったようですね。

相場のリスクオンとリスクオフでユーロとドルで綱引きがあるようですが、安全通貨としての円買いという動きは無かったようです。

昨日の売買結果

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昨日の結果ですが、見事に高値で刈られた形です。

108円を更新したので、ドル買い方向かと考えて買いをいれていましたが、往復で刈られる形となってしまいました。

107.5付近でのロングは先程ポジションを閉じています。

当面は108円付近では売り、107円付近では買いと機械的に取引した方がいいかもしれないですね。

ドルは今日の形は下目線と考えていますが、107.3から107円付近ではドルの買い戻しが予想されているので、相場の状況を見て売買しようかと考えています。

香港情勢について

全人代で可決された香港の国家安全維持法は、昨日、施行後即実施され、既に300人以上が逮捕されているようです。

この法律は香港在住の外国人にも適応される為、香港からの外資の撤退は避けられない情勢となりそうです。

中国との一国二制度の約束をしていたイギリスは香港人にイギリス国籍を与えるとしており、ここでも中国との軋轢が生まれそうですね。

アジアの金融セクターの中心として活躍してきた香港の人材を次の金融セクターの中心を狙う日本と台湾が獲得に出るという形となっています。

この争いは反中国を鮮明にしている台湾が優勢なようで、台湾では既に香港人の大々的な受け入れを宣言している状況です。

ここから中国を中心に世界情勢も慌ただしくなりそうですね。

米中両陣営から引き合いを受けている日本も立場を鮮明にしなければいけない時期が来ていますね。

未だに、帝国主義を引きずる国家が隣にある日本としては、自衛隊の敵地先制攻撃能力の保有などの議論も生じているのも頷けますね。