米中関係の悪化が進むも、相場はリスクオンへ。 7月15日ドル円動向
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高値107.302、安値106.658、始値107.181、終値106.917で小幅な陰線での引けとなりました。
昨日のドル円は、米モデルナのコロナウィルスワクチンについて開発が進んでいる事が公式に発表されると株価はリスクオンの様相となりました。
しかし、世界的に新型コロナウィルスの感染が再拡大しており、経済の下支えの為、FRBによる追加の金融緩和があるとの思惑もあり、ドル売り先行で進む形となりました。
ニューヨーク時間に入ると、発表された米経済指標は好調な結果となっており、7月10日の安値106.63が意識される水準まで下落するとドルの買い戻しが入り106.9まで上昇しての引けとなりました。
コロナのワクチン開発が異例の速さで進んでおり、相場の下支えとなっていますが、米中関係は香港問題を契機に悪化の一途を辿っています。
トランプ大統領の発言で対中制裁は直ちにする方針ではない事が伝わっているようですが、相場の動きは限定的となっており、FRBの異例の金融緩和により余ったキャッシュが相場に向かっている様相となっているようですね。
米中関係の悪化が相場に与える影響は限定的となっているところを見ると、具体的な対中制裁が発効される可能性もありそうですね。
昨日の売買結果及び今日の売買方針
前日の取引はドルの上値が重く、前日から持ち越していたロングポジションは1時間足のネックラインを割り込む107.1に達したタイミングで損切りをしています。
そこから106円後半への下落後、107円へ戻すタイミングでショートを入れましたが、4時間足ベースでダブルボトムの形となりそうなチャートとなっていた為、7月10日の安値に近い106.7付近での戻りを見て、ショートの利確、ロングを入れています。
ロングを入れた後に再度、106.65付近までの下落した為、7月10日の安値をバックにしての反発期待でロングを入れた事が良かったようです。
4時間足ベースでは107.42にネックラインがあり、今日はここを目指す動きとなるのではないかと考えています。
ここを更新する事が出来れば、日足のネックラインとなる108.15を目指す動きもあり得るものと考えています。
その為、現在のロングポジションは下値106.8、上値108.0を利確ポイントとしてこのまま放置する予定です。
107.42を更新出来なければ、再度、下落する可能性もありますが、基本的にドル高傾向になると考えています。