米中対立の悪化で、ドル売りが進む。 7月24日ドル円動向
週足
日足
高値106.885、安値105.673、始値106.813、終値106.116で陰線での引けとなりました。
金曜日のドル円は米中対立の悪化懸念により、相場はリスクオフへ向かい円買いドル売りが進みました。
ニューヨーク時間に入るまでは106円を防衛ラインとして推移していましたが、ニューヨーク時間に入るとその防衛ラインも役目を果たせず、ズルズルと105円半ばまで値を下げる動きとなり、今年のコロナ禍で円買いが進んだ3月以来の推移となっています。
しかし、105円半ばまでの下落ではドルを買い戻す動きもあったようで106円を回復しての引けとなっています。
一方、ユーロドルにも買いが入っており、米中対立の激化というなかで米ドルが売られる動きが続いたようですね。
ここ2ヶ月、ドルの下値を支えてきた105.97のラインを回復する形で引けを迎えており、ダブルボトムによるドルの上昇の可能性もあります。
しかし、未だドルの下値を試しきったかは不明のため、慌ててロングを持つタイミングではなさそうですね。
基本的には下目線で前週末安値105.673を割り込み、更に105円を目指す動きとなるのかが注目点となりそうです。
米中でお互いに総領事館を閉鎖しており、米国側で開戦を煽るような動きが続いています。
米中が直接戦争になるようなことはないと思いますが、尖閣付近、南シナ海付近での局地的な戦闘はあり得るような状況となっており、今後の動き次第ではさらなる円高進行もあり得るので、ヘッドラインには注意が必要ですね。
今日の売買方針
今日の動きはまだよくわからないので、売買方針を決めかねています。
もう少し、動きが出てから売買方針は考える予定です。