米大統領選挙、延期の可能性浮上。政情不安によるドル売り続く。 7月29日ドル円動向
週足
日足
高値105.266、安値104.672、始値104.867、終値104.707で小幅な陰線での引けとなりました。
昨日のドル円は東京時間では、104円後半でのドルの反発を見て上昇する形となりましたが、105.3を前に上昇が続かず反落する形となりました。
欧州時間では105円をボトムに反発と反落を繰り返しましたが、ニューヨーク時間に入り、米失業給付申請数が19週連続で100万人を突破したこと、GDPが前期比マイナス32%と大幅な悪化となったことを受け、ドル売りが続く形となりました。
米失業者は5,000万人とも言われており、1930年以来の米経済の危機となり、パンデミックによる一時的な経済危機と見られていたものが、今後も継続する可能性が示唆されています。
新型コロナウィルスの感染拡大が止まらず、トランプ大統領より、大統領選挙の延期の示唆などがあり、米政情不安からもドルに売りが入り、3営業日連続で104円後半での引けとなっています。
一方、EUでは新型コロナウィルスの感染拡大が収まりつつあるとされており、経済回復も見られるのではないかとされ、ユーロドルも1.18の高値圏での推移となっています。
米経済の失策によるドルの価値の下落は続いています。
日本経済を失速させ、米経済を復活させたプラザ合意のように、中国に対しても同様に元に対するドルの価値を低下させる合意を結び、中国経済を潰して米経済を復活させることを考えている可能性がありますね。
昨日の売買結果及び今日の売買方針
昨日の取引は朝からのドルの反発を見てドル買いでの売買をしていました。
前日高値の105.225を上抜けしたのを確認し、時間足ベースでの逆三尊の完成と見て追加ロングを入れましたが、上値は重く、105円付近での損失確定としました。
ニューヨーク時間で再度105円まで下落したのを見て、反発狙いのロングを入れていましたが、思いの外反落しており昨日の取引はマイナスとなりました。
理由があっての売買なので仕方ないかと考えています。
昨日の値動きから、更にドルの上値は重いと考えており、ショートを入れています。
105円に定着すれば、損失確定予定です。