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米主導のクリーンネットワークからの中国排除か? 8月7日ドル円動向

週足

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日足

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高値106.047、安値105.473、始値105.479、終値105.899で陽線での引けとなりました。

金曜日のドル円は米雇用統計を睨み小幅な値動きが続きました。

欧州時間では一時的に106円を伺う動きとなりましたが、米雇用統計を前にポジション調整する向きもあり、106円を回復するまでのドル高とはならずニューヨーク時間に入りました。

ニューヨーク時間では米雇用統計を睨みジリジリとドル高に動き、米雇用統計の結果が6月に比べて雇用回復は鈍化しているものの、7月の失業率が回復していることを好感視した為か、106円を回復する動きを見せました。

しかし、米民主党共和党の新型コロナウィルスの感染拡大を巡る補助金に関しての協議が決裂したと伝わると利益確定売りからのドル安に転じる形となりました。

ムニューシン米財務長官より、新型コロナウィルスの感染拡大に対する補助金に関して、大統領令を発するようにトランプ大統領に要請することが伝わると、ドルは持ち直しましたが、週末を前にドルは106円を割り込む形での引けとなっています。

追記: 月曜日の寄り付きは前週末終値付近となっており、方向感のない動きが続いています。

106円前半では週足のレジスタンスラインに頭を抑えられる形となっているので上値が重い動きとなりそうですね。

金曜日の売買結果及び来週の見通し

金曜日は、米雇用統計の発表を控えていることもあり、予定通り取引はしていません。

現在、米中関係が悪化しており、香港の国家安全法制化に絡み、中国のファーウェイだけではなくシャオミなどの中国のスマホに米国のアプリのインストールを禁止する大統領令の発令、香港の政治家11名に対する金融制裁、米国主導のクリーンネットワークからの中国の排除など、米中対立の悪化懸念が加速しています。

米国は更にTIKTOKウィーチャットなどの中国制アプリの禁止などの強硬策を進めています。

中国政府は米国の動きに対して、反発を強めていますが、元々中国国内ではgoogletwitterなどを禁止しており、中国独自のシステム以外排除してきたことを考えると、米中の対応は相互主義として中国は何も言えないのではないかと考えています。

今まで、西側諸国は中国に甘い対応をしており、中国は世界との約束を守らないことで発展してきました。

米主導のクリーンネットワークから中国を排除することで、企業機密などをハッキングなどで盗んできた中国も物理的にネットワークが繋がっていなければハッキングすることも出来ず、独自での技術開発にお金をかけるという、真っ当な経済活動を始めるかもしれませんね。

この米国の動きを起点として、中国のこれまでの姿勢が是正されていけば、中国に吸われていた富が各国に還元される形になるかもしれないですね。

米中対立が悪化する中でも、米中第一合意に関して、15日に閣僚級の会合が開かれることもあり、相場の方向感は掴みにくいものとなりそうです。

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お盆期間ということもあり、あまり相場には触るつもりはないのですが、黄色のラインが4時間足でのネックラインとなりそうなので、このラインを下回ればショートということも考えています。