英アストラゼネカ、来週にも治験再開か、相場はリスクオン。9月9日ドル円動向
週足
日足
高値106.266、安値105.784、始値105.975、終値106.166で陽線での引けとなりました。
昨日のドル円は合意なきBrexit懸念の再燃による為もありドルの上値が重く、英アストラゼネカのコロナワクチンが後期臨床試験で1人の治験者に予想外の副作用が出てしまった事を受け、相場はリスクオフへ円買いが進み、ドルは105.78と日通し安値を付ける形となりました。
しかし、欧州時間に入ると、アストラゼネカが来週にも治験を再開するとの報道が入ると相場はリスクオンへ、更に英国がEU離脱協定を一部破棄するとの報道に対して、EUが今後も英国とのFTA協議を続けるとな報道が出ると合意なきBrexit懸念の後退によりユーロ高が一気に進み、ドルも円に対して上昇する形となりました。
ニューヨーク時間でも、その勢いは続くかに見えましたが、米政府と米民主党とのコロナ対策に関する協議が進んでおらず、米国のインフレ懸念もあり、ドルの上値を抑える形となり、小幅に反落しての引けとなりました。
今日、発表されるEU圏のGDPも予想より改善されるとの見通しもあり、リスクオン相場となる可能性もあり、ドル円のレンジ相場も継続される可能性もあります。
これから年末にかけて米大統領選挙もあるので、相場の動きについていけるようにしたいですね。
昨日の売買結果及び今日の売買方針
前日、4時間足での赤色のネックラインを更新しており、ドルは朝から上値の重い動きがつづいていたので、下げの可能性もあるとショートを入れていました。
東京時間ではドルが下値を試す動きが続き、含み益も出ていましたが、欧州時間に入るタイミングでドル高方向へ進み、4,000円のマイナスとなりました、
今度は、時間足ベースで黄色のネックラインを更新する形となったので、ロングに持ち替えました。
ニューヨーク時間では、ドルが急落する場面もありましたが、上昇する可能性が高いとドルのロングを入れ、106.2付近で細かく利確し、当日利益をプラスにまでもっていっています。
値動きの勢いに逆らわない形での取引だと少々の無理なポジションも安心して持つことが出来ますね。
今日の売買は方向感が読めないので、緑線を更新すればロング、ピンク線を更新すればショートかと考えています。