TIKTOK米事業、20日に禁止措置。米中対立の激化による円高か。
週足
日足
高値104.862、安値104.265、始値104.721、終値104.531で陰線での引けとなりました。
昨日のドル円は東京時間では、連休前の仲値に向けてドルは上昇し、105円を回復する動きもあるかと考えていましたが、欧州時間が近づくにつれてドルの上値は重く、反落する形となりました。
欧州時間では新型コロナウィルスが欧州で再拡大する動きが見られた事、米商務省がTIKTOKやウィーチャットを新規でのダウンロードや更新を禁止、11月12日までに米国内の事業を米企業へ売却しない場合、既にダウンロードしたものも含めて禁止する事が分かるとリスクオフの円買いが加速しました。
欧州時間では昨日の安値まで下げる形となりましたが、直近安値104.18を意識した事と米経済指標の良好な結果を受けてドルは反発しましたが、ニューヨーク時間に入っても再度下値を試す動きもありましたが、週末を前にしたポジション調整もあり、ドルは反発しての引けとなりました。
米中対立の激化に伴い、中国が台湾を占領する可能性もささやかれています。
日本でも菅総理は中国による日本の土地買収を阻止するとの声明を出しており、麻生財務大臣はADBから中国への資金提供を制限する動きをしているようです。
アメリカきらの外圧あってのことだと思いますが、日本政府の中国離れも進みつつあるようですね。
そんな中自民党の二階幹事長は未だに習近平氏を国賓で呼ぶことを諦めていないようですが、アメリカに追随する形で日本も対中国の姿勢を鮮明にする動きとなりそうですね。
昨日の10万円チャレンジ結果及び来週の売買方針
東京時間で青線のネックラインを更新したのを確認し、ロングを入れましたが、上昇はここまでだった為、トップラインから10pips下落したことを確認し、損切りをいれました。
前日の反省を取り入れて無理なナンピンはしなかったことで、損失も1,000円に抑えることができました。
その後、ドルの下落は続き、緑線のネックラインを下抜けたことを確認し、ショートを入れました。104.5付近で反発を繰り返していましたが、前日安値を割り込むとそのまま104.4付近まで一気に下落する場面がありました。
104.4では当日償還予定のオプションがあることと、直近安値である104.18が目前に迫っている為、ショートポジションは一度閉じ、ロングに持ち替えました。
しかし、104.4を一度割り込むとドルの下落は早く、104.26まで下落しましたが、104.18を1度目のトライで割り込むことはないと考え、ここではナンピンをし、トータルでのプラスを確保することが出来ました。
最初の取引でマイナスを出しましたが、ネックラインの更新を確認しての取引を続けることが出来たことは自分でも評価できるかと考えています。
来週の売買方針はまだ決めかねていますが、青線のような形で104.18をボトムとして反発する動きとなればロングかと考えています。
104.18を割り込めばそのまま年初来安値を目指す動きになることもあり得ます。
20日にはTIKTOKなどの中華アプリの米企業への売却が完了しなければ、アメリカでの中華アプリの禁止という方向へなり、米中関係の悪化によるドル安が十分に考えられる為、104.18をバックにした反発狙いの取引はしない方が良さそうですね。