北半球でのコロナ再拡大懸念の再燃、リスクオフが進む。
週足
日足
高値105.047、安値104.636、始値104.656、終値104.828で陽線での引けとなりました。
昨日のドル円は、欧州地区での新型コロナウィルスの感染拡大を受け相場はリスクオフ、東京時間からユーロが大幅に反落するかたちとなり、リスクオフのドル買いが進みました。
ユーロの売りも1.18前半ではもみ合いとなり、ユーロの買い戻しの動きもあってか、一転ドル売りが見られる場面もあり、ドル円の動きは小幅で上値の重い動きとなりました。
米経済指標の良好な結果を受けて、ドルは日通し高値である105.047まで上昇する動きを見せますが、上昇は続かず反落しての引けとなりました。
北半球が冬に入り、アメリカ、ロシアなどで、1日の新型コロナウィルスの感染者数が最大となり、アメリカでは追加のコロナ対策の進展が見られず、相場はリスクオフとなり、米国債の購入に繋がった為、米長期金利の低下からドルの上値を抑えるかたちとなったようです。
コロナの追加対策に関して、ペロシ下院議長案をトランプ大統領が受け入れられないとしており、大統領選挙を前にコロナの追加対策の合意は難しいとの見解が相場に広がっています。
このまま、民主党候補のバイデン氏が大統領になった場合、コロナの追加対策は2月まで遅れる可能性が示唆されており、このまま、トランプ大統領ご続投した方が良いとの見解が市場関係者の間でも広がりを見せているようですね。
大統領選挙を来週に控え、ポジションを持ちにくい相場が続きそうですね。
2,000ドルチャレンジ結果
昨日の始値は5日移動平均線に頭を抑えられる形となっていた為、105.5付近までは下押しかと考えてショートを入れていました。
しかし、欧州での新型コロナウィルスの感染拡大を受け、リスクオフでユーロ安が進み、ドルは反発する形となりました。
前日高値となるピンクのネックラインを更新したことを確認し、損切りをしました。
その後、ロングに持ち替え、ドルの上昇を待ちましたが、ドルの上値は重く、105円を更新し、すぐに反落する形となった為、建て値で利確とし、昨日の取引ではトータルで小幅マイナスとなりました。
青のネックラインの前日高値を更新する形となれば、前日のテクニカルの上昇を継続しているものと考えてロングを入れる予定です。
緑のネックラインを更新すれば下値を試す動きとなる可能性が高い為、ショートを入れる予定です。
米大統領選挙が近づき、相場には不透明感が漂っていますね。