米、インフレ懸念によるドルの上値は重い。
週足
日足
高値109.049、安値108.460、始値108.542、終値108.742で3日ぶりの陽線での引けとなりました。
昨日のドル円は前日の米長期金利の上昇を受けてか、東京時間ではドルが上昇、欧州勢が参戦する17時頃には日通し高値となる109.049まで上昇する形となりました。
欧州時間に入ると、イギリスでの行動制限が解除されるとの情報が入り、ポンド高となり、ドルの上値は抑えられ108.6付近まで下押しされる形となりました。
ニューヨーク時間に入ってもドル円の動きは鈍く、小幅な推移の中で陽線での引けとなる形となっています。
前週金曜日の雇用統計の結果が予想より悪く、FRBによる金融緩和が2022年一杯まで続く見通しとなっており、インフレによるドルの価値の低下の可能性が示唆されておりドルの上値が抑えられる形となったようですね。
現在、コロナ対策により、各国のインフレ懸念がある為、仮想通貨、金などの国家に属さないものの価値が上昇する形となっていますね。
今後、インフレと読むのであれば、通貨以外の資産も持っておく選択肢もありますね。
今日の売買方針
昨日の相場は売買タイミングが無く、見守るだけとなり、証拠金の変動はなしです。
今日の売買方針は昨日の高値109.049を更新する事が有ればロング、高音メドは109.6付近と考えています。
状況に変動が有ればTwitterでも配信する予定で考えています。
世界情勢に関して
昨年のコロナウィルス、香港問題、ウイグル問題に絡んで、欧米諸国による中国叩きが進んでいますね。
昨日では、アメリカ市場に上場していた中国企業が上場廃止となったり、コロナウィルスが中国のウィルス兵器との報道があったり、世界経済から中国を弾き出す動きも見えてきました。
1989年の天安門事件での人権問題で、中国は世界中から弾き出される形となりましたが、現状はその時の状況に近づいているようですね。
天安門事件の時はまだ中国の国力は弱く、大きな影響はありませんでしたが、世界二位の経済力と世界有数の軍事力を持つ現在、戦争という可能性も無視できない状況となっていますね。
情報には敏感に反応しておいた方が良さそうですね。