パウエル議長、金融引き締め発言、ドル高継続か?
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高値136.982、安値135.770、始値136.089、終値136.579で陽線での引けとなりました。
昨日のドル円は、1998年以来の高値圏にある事でドルの上値は重く調整に入るかと思われました。
しかし、FRBパウエル議長の「金利引き締めによる経済悪化より、インフレによる悪影響が大きい」との発言により、7月の米金利引き上げが再度意識されドルは上昇、あっさりと当面高値目処となっていた22日の高値を更新しました。
世界の中央銀行で唯一金融緩和を継続している日本の円が売られ、ドルが買われる動きとなりましたが、米長期金利の小幅な低下によりドルの上値は重く、反落しての引けとなっています。
ユーロに関しては、ユーロ圏特有の事情による金融引き締めの限界、ドイツにてインフレが鈍化したとの情報もあり、全面ユーロ安の動きとなっています。
テクニカル面でも、直近高値を上抜けだ事で139.94を上値目処として上昇する形が見られそうですね。
しかし、ここでドルの上昇が見られなければ、ダブルトップが形成される可能性もあり、積極的な売買はしづらい形となっていますね。