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欧州リセッション懸念によるユーロ売り継続か?原油97ドルまで落ち込む。

週足

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日足

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高値135.989、安値134.936、始値135.802、安値135.899で陽線での引けとなりました。

昨日の相場は、ロシアのウクライナ侵攻による世界的なエネルギー供給不安により、EU圏での経済情勢が悪化しており、ユーロドルは連日の大幅続落となりました。

EU諸国はエネルギー供給という面で、自国で原油を算出するアメリカとは一線を画しており、特にEUの中心であるドイツはエネルギーの大半をロシア・フランスに依存しています。

こうしたアメリカとEUとのエネルギー供給網の差異が政策金利の利上げによる経済への悪影響の格差となっているようですね。

ユーロ圏のECBによる今後の利上げは無いものと見られており、7月下旬に50から75BPの利上げを行うと目される米FRBの格差に目をつけた投資家によるユーロ売りが仕掛けられているようですね。

世界的な利上げ合戦に参加しなかった日本では、経済への悪影響は現況見られない為、米FRBによる利上げを織り込みながらも、ドル円の動きが膠着している理由が分かりますね。

欧州を中心とした世界的な経済減速懸念により、一時135ドルまで上昇した原油も97ドルと100ドルを割り込んでおり、少し落ち着きを見せているようです。

現在、ゼロコロナ政策を取っている中国の動向が不明ですが、エネルギー供給も落ち着いてくれると有難いですね。