ハイレバレッジは怖い?
「ハイレバレッジは怖い」というイメージはありませんか?
そう考える人が多いと思うので、レバレッジに関して説明したいと思います。
FXの証拠金取引について
FXは証拠金を取扱会社に預けて、証拠金の2倍〜4倍の金額までの売買が出来る取引です。
売買金額に対する証拠金の残額の割合を証拠金維持率といいます。
大抵の会社は25%を証拠金維持率の下限としています。
この証拠金維持率が25%をきると、いわゆるロスカットとして強制的に取引が手仕舞いとなります。
例えば:
証拠金10,000円で、2,000円分売買に使用すると証拠金の残額は8,000円です。
取引開始時は証拠金の維持率は400%ですが、375pips逆行すると証拠金の残額は500円となり、売買金額2,000円の25%でロスカットとなり強制終了となります。
レバレッジとは?
レバレッジという言葉はよく聞くと思いますが、意味がよく分からない方もいると思うので説明します。
レバレッジは「テコの原理」を意味します。FXで言うレバレッジは、実際の証拠金に倍率をかけて取引をすることを言います。
例えば:
10000円の証拠金にたいして20倍のレバレッジをかけて取引すると、
40,000円の売買が出来ます。この時、証拠金の残額は160,000円で維持率は400%となります。
しかし、10pips逆行すると、元々の証拠金の金額10,000円が6,000円となり、証拠金の残額は6,000円に20倍をかけた120,000円から40,000円を引いた80,000円となります。すると証拠金の維持率は200%まで一気に下がります。
もちろん、想定した方向に進めば、30pipsでも、証拠金が倍になるメリットがあります。
20pips逆行すると、証拠金維持率は0%なってしまい、ハイリスクハイリターンな取引となります。
ハイレバレッジのメリットは?
20倍のレバレッジでもここまでハイリスクな取引なのに、何故海外FXではレバレッジ1,000倍の取引をするのか?
と言う疑問にお答えします。
先程の例では証拠金の許すギリギリの金額を例に出したため、レバレッジはリスクが高いというイメージが出来たと思います。
しかし、レバレッジは証拠金に余裕を持たせることが出来るということにメリットがあります。
例えば:
レバレッジなしの場合、
10,000円の証拠金で2,000円の売買をして100pipp負けると証拠金は8,000円となり、次は2,000円の売買は出来ません。
しかし、20倍のレバレッジであれば、10,000円の証拠金で2,000円の売買をして100pips負けても、次の取引も8,000円の証拠金で2,000円の取引が出来ます。
1,000倍のレバレッジであれば、更に試行回数が増えます。
つまり、実際の証拠金に対して適正な金額の売買であれば、売買チャンスが圧倒的に増えることがハイレバレッジのメリットとなります。
資金管理が出来ればハイレバレッジは怖くない
これが結論ですね。
資金管理について説明しましたが、資金管理が出来る人間にとって、ハイレバレッジは怖くありません。
むしろ、試行回数が増えて、FXの技術を磨くことが出来る素晴らしいものとなります。
資金管理に関する売買ルールを決めて、ハイレバレッジに取り組んでください。