海外FX口座について
海外FX口座と国内FX口座はどう違うの?
こんな疑問を持ったことがあるはずです。一つずつ説明したいと考えています。
スプレッドの違いとは?
海外FXと国内FXではスプレッド(買取価格と売却価格の差)に差があります。
国内FXのドル円では0.3pipsぐらいですが、海外FXでは1.3pips〜ぐらいです。
1pipsぐらいと考えるかもしれませんが、100回取引すると100pipsの差がありスルー出来る差ではないですね。
国内FXでは売買の仲介を行なっておらず、顧客の売買をFX会社が受ける形態を取っています。
つまり、国内FXのスプレッドが小さいのは顧客の損失が直接利益となるので、スプレッドは小さくていいんですね。
逆に海外FXでは売買の仲介を行なっており、利益はこのスプレッドから得ているのでスプレッドは大きくなりがちで、顧客に利益を出してもらい、長期間取引を続けてもらいたいと考えています。
その為、海外FXの方が、取引は有利と言われています。
考えれば分かりますが、顧客の損失が利益になるのであれば、取引が有利になるわけがないですよね。
レバレッジの違いとは?
国内FXではレバレッジは最大25倍、海外FXでは最大3000倍です。
この差に関しては、射幸心を煽らないように日本で規制されているのが、原因です。
どちらが良いのかは、持っている資金と投資スタイルによって変わるので何とも言えません。
海外FXでは、ゼロカット(証拠金がマイナスになっても、追加入金しなくともいい制度)があるので、敢えて少額資金だけ入金し1000倍以上のハイレバレッジで一発勝負する人もいますが、私はおススメしません。
何故なら一時的に利益を得ても、このやり方では丁半博打の域を出ず、最終的に必ず負けるからです。
少額資金しか用意出来ない場合は、海外FXでハイレバレッジで少額をかけていれば、証拠金に余裕を持って取引が出来るのでFX取引の練習になります。
負けが続いている人には、この取引をおススメします。
ボーナスの違いは?
ボーナスについては、完全に海外FXに軍配が上がります。
国内FXのボーナスは基本的に口座を開いて、入金後に規定回数以上取引した後にボーナス配布という形となっており、ボーナスをもらう前にそれ以上の金額をすでに使ってしまう場合があります。
海外FXでは新規口座開設ボーナスとして未入金でも、最初からボーナスがもらえ実際に取引が出来ます。
もちろん、資金を引き出すためには利益分のみの引き出しなど制約はありますがボーナスをもらう敷居は圧倒的に低いですね。
海外FXでは、100%入金ボーナスというものもあります。これは入金した金額と同額がボーナスとして入ってきます。
手持ち資金の倍の金額で取引できるので、少額資金でも有利に取引が出来ます。
何故、こんなに差があるのかですが、レバレッジのところで説明しましたが、海外FXでは顧客が利益を得て長く取引することで利益を得るので、ボーナスを手厚くし取引技術を磨いて欲しいという考えがあるようですね。
まずは海外FX口座で、取引技術を磨くのがいいかもしれませんね。
税金の違いは?
国内FXでは証券税制により、いくら利益を出しても税率は20%です。
海外FXは雑所得扱いとなり、年間330万円以下であれば15%の税率ですが、年間695万円を超えると23%の税率となり、この辺りまで海外FXを、利用する人が多いようです。
結局どっちがいいの?
私が考えるのは海外FXで年間400万円以上利益が出るようになれば、国内FXに切り替えていき、最終的には株式や債券などで長期投資をしていく流れがいいのではないかと考えています。
もちろん、充分な投資資金が確保できるのであれば、国内FXか株もしくは債券をおススメします。