ドル円は米長期金利の動向を睨み小幅な推移。
週足
日足
高値103.989、安値103.518、始値103.807、終値103.856で小幅な陽線での引けとなりました。
昨日のドル円は東京時間で前日の米長期金利の低下を軸に103円半ばまで下落する動きとなりましたが、下値は硬く、欧州時間にかけて反発する動きとなりました。
欧州時間に入ると、イタリアの政情不安や欧州での新型コロナウィルスの感染拡大による今後数ヶ月に渡るロックダウンによる経済の下押し予想によりユーロは反落、クロス円に引っ張られる形でドルは上昇し、104円を回復するような動きを見せました。
しかし、ニューヨーク時間に入ると、米30年債の入札が好調で米長期金利の下落となり、ドルは小幅に反落しての引けとなりました。
バイデン新政権は元々、経済に対して大幅に助成するものと見られていましたが、個人に対する2,000ドルの給付金の支給など、新型コロナウィルスの感染拡大を抑える方向へ舵を切るとの見方が広がり、2021年も米経済の回復は遅れるとの見通しとなっています。
その為、FRBによる利上げの見通しはたたず、量的緩和政策も維持されるとの見通しで、ドルの上値は重い動きとなっているようです。
欧州の状況
世界的なカーボンニュートラルに向けて、再生エネルギーの先進的な存在と目されるドイツでは電力需要に供給が追いつかず、電力面では原発大国であるフランスに頼り、露独パイプラインによりロシアから大量の天然ガスを輸入する動きがあります。
このロシアからの輸入を巡り、ドイツとアメリカの間に摩擦が発生しており、アメリカからEUに対しての制裁発動の可能性も示唆されており、株安ユーロ売りの動きが見られるようですね。
今後、カーボンニュートラルにより、電力需要は増大しますが、日本でも既に、現況で夏冬の電力が足りなくなる可能性が浮上しています。
今後、インフラの再整備など、大きな公共事業が必要となる状況が発生し、経済が活況になる可能性もありますね。
テクニカル分析
昨日は予想した通り、反落後の反発の動きとなりましたが、今日も見通しが立て難いチャートの形となっていますね。
現状ではどちらに動くかは読みにくいですが、緑ラインを割り込めば103円付近までの反落という形になりそうですね。
ダイエット
今日は体重に変化なしです。