安倍総理、退任の可能性?一時、相場を下押し。 8月25日ドル円動向
週足
日足
高値106.568、安値105.864、始値105.949、終値106.376で陽線での引けとなりました。
昨日のドル円は東京時間では上値も重く、下値も硬く10pips程度の小幅な推移が続きましたが、15:00にドルの上値を抑えていたネックラインを突破すると、ドルの上昇は止まらず、欧州時間でもドルの高騰は続きました。
ドイツのGDPご市場予想以上の結果となっており、相場はリスクオン、ユーロ・ドル買いが進んだようです。
また、ムニューシン米財務長官と中国の劉鶴副首相が、米中貿易協議「第1段階合意」の履行状況を検証するため、両国閣僚が電話協議を行ったと発表があり、中国による米国産品購入拡大を確認したことが分かりました。
米大統領選挙を前に米中関係の更なる悪化が避けられる事が分かり、相場はリスクオン、円売り・ドル買いの様相となったようです。
そのまま、ドルは上昇するかに見えましたが、21:00頃、「安倍首相は28日に記者会見を開く予定」との一部報道が伝わり、首相退任の可能性を考慮し、20pips程度の円の買い戻しがあり、一時106.25円付近まで売られましたが、影響は限定的となり、30分程で反発し、ドルは107円を目指す動きとなりました。
しかし、ニューヨーク市場の午後では米長期金利の低下、27日のパウエル議長の講演等もあり、106円半ばから107円にかけてドル売りオーダーを見ての利益確定売りでのドル反落となっています。
米中関係に関して
米中第一合意を双方発展させるという両国閣僚の同意があったようですが、中国外務省は第一合意に関しての声明は避けており、尚、今後の米中関係に不透明感は残ります。
また、香港で米領事館員が襲撃されたとの報道もあり、米中間の緊張も高まる可能性もあります。
最近では、各国の在北朝鮮の大使館員が帰国する動きもあり、米中関係の悪化の代理戦争地として、第二次朝鮮戦争もあり得るのではないかと考えています。
リスク資産を長期で持ち続けるのは怖い時期かもしれないですね。
昨日の売買結果及び今日の売買方針
昨日のトレードは緑線をネックラインてしてこのラインを越えるまでショートと考えていました。
しかし、ネックライン突破後もショートに拘ってしまい、最大で40,000円程度の確定損失、含み損は10万円を突破しました。
しかし、週後半にFRBパウエル議長講演があり、106.5付近では上値が重くなるであろうとの想定の下、ポジションを持ち続け、21:00頃に安倍総理が会談するとの情報で利確売りが出たタイミングで全てのポジションを閉じて、無理矢理50,000円以上のプラス損益としました。
昨日のトレードは最初に逆張りで入ってしまった事で、目線が固定されてしまったことが危ういトレードになってしまった要因だと考えています。
やはり、トレードの基本は順張りですね。
今日は無理なトレードはせず、ネックラインを更新したらその方向へトレードするという形でのトレードに終始する予定です。
赤ラインが小さいですが、逆三尊のネックラインとなっているのでここを更新すればショートかと考えています。