米中、経済断絶懸念でドル売り、合意なきBrexitの再燃でドル買い、ドル円は拮抗か? 9月8日ドル円同行
週足
日足
高値106.375、安値105.852、始値106.212、終値106.009で陰線での引けとなりました。
昨日のドル円は6営業日ぶりの陰線での引けとなりました。
東京時間から欧州時間にかけてはドル高傾向での推移が続きましたが、欧州時間に前日高値を更新する事に失敗すると、一転、反落し、下値を試す動きとなりました。
トランプ大統領が中国のウイグル自治区の強制労働に言及し、中国からの輸入を制限するとの声明を発した事、新型コロナウィルス感染拡大による経済不況の対抗策にも不透明感がある為、ドル売り圧力が強まり、ドルは106円を割り込む動きとなりました。
しかし、EUと英国のFTAをめぐる交渉が難航しており、英国がEUとの離脱協定の主要部分を破棄するとの報道もあり、合意なきブレグジット懸念の再燃によるユーロ安が進み、安値圏ではドルの買い戻しが見られる場面もありました。
ドルは引けにかけて小幅に反発し、106円を回復しています。
昨日の売買結果及び今日の売買方針
昨日の取引は時間足ベースでの直近高値をバックにしてショートを入れており、逆張りであまり良い判断では無かったのですが、直近高値を更新することなく、ドルが反落した為、上手く利益を取ることが出来ました。
そのまま4時間足での黄色のネックラインを更新する形となった為、ショートを入れていました。
しかし、イギリスとEUのFTA交渉が難航しており、ユーロ売り拡大からドルの下値も硬くなっており、思ったようにドルが下がらず、建値での決済となりました。
最近、マイナスが続いていたので、プラスで取引を終えられたことは評価したいと考えています。
日足の緑のネックラインを更新すれば、ドルは更に下落する可能性がありますが、動きが読めないので今日は様子見予定です。