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米中対立の激化によるリスクオフ。ドル安進行。

週足

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日足

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高値107.222、安値106.703、始値107.107、終値106.848で陰線での引けとなりました。

米中関係の急激な悪化により、相場はリスクオフへ向き、日本では4連休を迎えた初日にドルは反落する形となりました。

最近の情勢は明確な判断理由がなく、107円を挟んだレンジでの値動きで、106円半ばではドルは下がりきらず再度上昇局面に見えていました。

しかし、木曜日のニューヨーク時間では米政府のポンペオ長官による習近平個人に対する批判があり、米中関係の悪化懸念によりドルは反落しての引けとなりました。

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本日、東京市場は休みですが、中国の報復懸念により、ドル安の警戒感があり、4時間足でのネックラインとなっていた106.63をあっさりと割り込みました。

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欧州時間では日足のネックラインである106.38を中心として反発するかに見えましたが、依然上値が重く、ニューヨーク時間にかけて106円へ迫る形で反落しています。

5月6日につけた105.979をネックラインとしての反発が続きましたが、ニューヨーク時間に入るとネックラインをあっさりと割り込む形で反落が続いています。

世界情勢について

現在、世界情勢が大きく動いているようですね。

米中による総領事館の相次ぐ閉鎖、FBIが指名手配した中国のスパイを在フランシスコの中国総領事館が匿うなど、米中関係の対立が激化しています。

それだけではなく、イギリスと中国の関係も悪化しており、イギリス政府は人権侵害者である中国共産党の関係者の資産凍結やビザの禁止などの制裁措置を講じると発表しています。

対抗して中国は英国が香港市民に与えた海外市民の旅券を無効化することを検討しており、イギリスの主権を侵しながらイギリスの行為を内政干渉として批判している状況です。

また、イギリス政府は、中国メディアの海外支局に対しても制裁措置を発表しており、放送免許取消まで視野に入れているようです。

これは、アメリカ、台湾に引き続く制裁のようで、メディア内のスパイを中国へ強制送還する動きとなっているようです。

民主主義国家の中国離れが加速していますね。外圧に弱い日本もアメリカ、イギリスからの圧力で、親中の政治家の権力が奪われ、中国排除の方向へ動きそうですね。

中国大好きで、安倍総理を支持する代わりに中国に逆らうなという条件を出したという経団連も中身が入れ替わるか、解体される動きもあるかもしれないですね。

今日の売買結果

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朝に106.63を割り込むのを確認し、ショートを入れて上手く利益を伸ばしましたが、105.97を背景にロングを入れていた為、持っていたポジションが損切りに引っかかり、小幅プラスで終了となりました。

プラスで終われたので良かったですが、やはりトレンドに逆らう動きはダメだなと反省しています。

EU復興基金の合意によるリスクオンで、ドル売り加速か。 7月21日ドル円動向

週足

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日足

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高値107.359、安値106.677、始値107.196、終値106.787で陰線での引けとなりました。

昨日のドル円は前日に4時間足のダブルボトムが完成し、ドル高傾向での推移となり、東京時間では上昇傾向となりました。

しかし、欧州時間に入り7500億ユーロ規模のEU復興基金に関して、EU首脳の合意がなされたと伝わると、ユーロドルでのユーロ高が進み、クロス円の上昇でドル円もドル売り円買いの動きとなりました。

相場はリスクオンとなり、米株の大幅上昇に伴い、米長期金利の低下、ドル売りの流れが継続し、ドルは安値圏での引けとなっています。

EU復興基金について

新型コロナウィルスの感染拡大による経済への影響は米国に比べ、EUは軽微だと言われています。

EU復興基金に関しては多国間に渡る補助金や融資をまとめることは難しいと言われていましたが、今回、5日間に渡るEU首脳会談により、EU復興基金の合意に至ったことで、EUの経済の回復は早まるとされており、ユーロ買いが大きく進みました。

1.15ドルまで進んでいるユーロ高も年末にかけて1.2ドルを目指す動きも見られるだろうと言われており、ドル円においてもドルの上値を抑える動きが続か可能性が高いと考えています。

米中関係について

米商務省は20日、中国ウイグル自治区の弾圧や人権侵害に関与したとして、中国企業11しゃに対して禁輸措置の対象とすると発表しました。

他国の企業に対しても、今回の禁輸措置の対象企業に対する輸出は米政府の許可が必要となり、基本的に認められることはないということです。

香港の安全維持法制化が引き金となり、本格的に世界経済からの中国の締め出しが始まっていますね。

対抗策になるかは分かりませんが、別件でEU加盟国がファーウェイ製品を排除すれば、フィンランドノキアスウェーデンエリクソンの中国事業に対する報復措置の可能性を示唆しています。

EU加盟国がアメリカに追随する場合、ノキアエリクソンが中国で製造した製品を他国向けに販売出来ないように輸出禁止措置を講じるとも言われています。

こんな事をすれば、外資の中国からの撤退が加速するだけだと思いますが、孤立した中国が破綻する方向に動いているようですね。

現在の世界経済は米ドル決済で成り立っており、米国による制裁を受けると他国との貿易まで制限を受けることとなります。

核兵器問題で制裁を受けているイランと同じ状況になり得る可能性があり、中国ご世界のサプライチェーンから外される事も遠い未来ではないかもしれないですね。

そうなった時、米国を中心とする経済圏と中国を中心とする経済圏へ世界経済が二分される可能性もあり得ますね。

それが一番平和かもしれないですね。

昨日の売買結果及び今日の売買方針

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4時間足のダブルボトムの完成でドル高傾向と考えており、ドル買いを続けていました。

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7月17日につけた106.93が1時間足でのネックラインと考えており、ここを円高更新する形となった為、ロングポジションは閉じてショートポジションに持ち替えました。

昨日のマイナスを消す形で2つのポジションを閉じて、1つのショートポジションを残す形としています。

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7月10日の安値106.63を更新することなく、前日の引けを迎えており、ドル円のレンジ継続で反発という考え方もありますが、EU復興基金の合意により、ドル売りの流れが続く可能性もあり、このネックラインに頼る危うさもあるかと考えています。

含み益が出ているので、このままショート維持で建値まで上昇すれば決済かと考えています。

明日から東京市場は4連休となる為、このポジションが利確ラインに達すれば今日はこのままトレードせず、チャートの動きを見守る予定です。

4時間足のダブルボトム完成、ドル高傾向か。 7月20日ドル円動向

週足

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日足

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高値107.528、安値106.985、始値107.055、終値107.230で陽線での引けとなりました。

昨日のドル円は前週末の弱い動きを引き継いで、下値を試す動きとなりましたが、5・10日という事もあり、中値にかけてドル高傾向となりました。

中値のタイミングで一気に上昇して、107.5を更新、4時間足のネックラインをあっさりと超えていきましたが、107.5付近では輸入企業によるドル売りが出て反落する形となっています。

欧州時間に入ってからはユーロ高によるドル安傾向となり、ドルの上値は抑えられドル円も下値を試す動きが続き、107円を再度、割り込むかに見えましたが、小幅に上昇しての引けとなっています。

昨日の売買結果

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前週末を引きずって下値を試すと考えていましたが、想定に反してドルは上昇、損切りラインを超えて行きました。

そのまま、107.42のネックラインを更新する形となり、4時間足でのダブルボトムが完成したので、ロングに切り替えましたが、徐々に値を切り下げていく中ナンピンしていく形となりました。

ポジションを持ち過ぎていたため、プラスになるタイミングでポジションを処理しています。

昨日は想定外の動きとなりましたが右往左往する事なく、目線の変更が出来、対応が出来たので、売買としてはまだ良かったかと考えています。

今日の売買方針

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107.07でロングを持っています。大半のポジションは整理していますが、4時間足でのダブルボトムのネックラインを更新する形となっているので、ドル高傾向の動きは続くものと考えています。

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4時間足でのダブルボトムのネックラインを更新した事で、日足のダブルボトムのネックラインも更新する可能性が出てきたかと考えています。108円では上値の重い動きが続いていますが、108.15のネックラインを更新すれば109円後半までの上昇余地はあるものと考えています。

米国、IT関連から中国製品排除、同盟国にも対応迫る。 7月17日ドル円動向

週足

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日足

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高値107.335、安値106.932、始値107.197、終値107.015で小幅な陰線での引けとなりました。

金曜日のドル円は前日の上昇を見て、東京時間では107.42を目指す動きとなりましたが、やはりネックラインでは上値が重く反落する形となりました。

107.2付近では下値も硬く反発する形が続きましたが、ニューヨーク時間では米国での新型コロナウィルスの感染拡大を嫌気してか、ユーロ高傾向となり、ユーロ高によるドル売り円買いが進む形となり、陰線での引けとなりました。

週足では陽線での引けですが、今週は上値の重い動きとなりそうですね。

再度下値を試した後上昇かと考えています。

米中関係について

米国政府は日本企業に対しても、ファーウェイなどの中国企業5社の製品を使う企業が米政府と取引を禁じる法律を8月に発令するようです。

対象の日本企業は800社にも登り、対応を迫られる状況です。

中国からもこの米国の法律に対して、日本の態度をはっきりさせるように言ってきているようですが、かたや同盟国である米国、かたや領有権問題を抱える中国ではどちらを選ぶも、迷う必要は無さそうですね。

この米中関係では、世界3位の日本がついた方が勝つとも言われており、地理的に中国に近い日本としては、難しい判断を迫られそうですね。

英国からも5G対応に関して、日本企業の協力要請があるなど、IT関連に関しても米国側と中国側の色分けがはっきりとする流れとなっています。

ベルギーでは台湾を国として認める事を国会で承認している中で、ドイツでは台湾の国旗を白紙にするなど中国寄りの態度を鮮明にしており、EU内でも米国側と中国側で陣営が分かれそうな動きもあるようです。

前週の売買結果

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-293円となんとも言えない結果となりましたが、狼狽買い、狼狽売りという事もなく、想定した通りの売買だったので問題ないかと考えています。

今日の売買方針

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106.7でのロングは金曜日の上値の重さを見て今朝、利確し、ショートを入れています。

4時間足でのダブルボトムのかと考えていましたが、ネックラインのトライに2日連続で失敗しており、一度下値を試すのではないかと考えています。

106.6での反発となれば再度上昇の可能性はありますが、このラインを下抜けば106.0を目指す動きとなる可能性が高いのでショートを入れて様子を見る予定です。

国内の新型コロナウィルスの感染拡大でリスクオフ進む。 7月16日ドル円動向

週足

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日足

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高値107.393、安値106.826、始値106.871、終値107.258で小幅な陰線での引けとなりました。

昨日のドル円日経平均が利益確定売りに押される形で反落して始まったのを見てリスクオフのドル買いでスタートする形となりました。

11時には中国の小売売上高が前年同月比-1.8%と市場予想を大幅に下回った上、東京での新型コロナウィルスの感染者数が増加したのを見て日経平均は大幅に下落し、ドル円も107円を回復する動きを見せています。

欧州勢が参加すると株安に引っ張られる形でドル買いが進み、クロス円に引っ張られる形でドルは上昇し、107円に定着する動きを見せました。

ニューヨーク時間に入ると、雇用統計の悪化により、再度107円を割り込むかに見えましたが、他の米経済指標の好調な結果を見てドルの買い戻しが進み高値である107.4まで上昇しましたが、上値は重く反落しての引けとなりました。

今日の売買方針

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ドル円は昨日予測した通り、ネックラインである107.42円を目指す動きとなりましたが、107円半ばになると上値が重くネックラインへは届かず反落して引けています。

4時間足

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今日のチャートの形は107.2円付近では下値を支えられる形となっており、再度107.42円を目指すと考えています。

このネックラインを更新すると、4時間足ベースでのダブルボトムが形成され、108円を目指す動きが見られるものと考えています。

今日、ネックラインを更新出来なければ、再度106円を目指す動きとなる可能性も高いと考えているので、今日の値動きには注意したいですね。

米中関係の悪化が進むも、相場はリスクオンへ。 7月15日ドル円動向

週足

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日足

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高値107.302、安値106.658、始値107.181、終値106.917で小幅な陰線での引けとなりました。

昨日のドル円は、米モデルナのコロナウィルスワクチンについて開発が進んでいる事が公式に発表されると株価はリスクオンの様相となりました。

しかし、世界的に新型コロナウィルスの感染が再拡大しており、経済の下支えの為、FRBによる追加の金融緩和があるとの思惑もあり、ドル売り先行で進む形となりました。

ニューヨーク時間に入ると、発表された米経済指標は好調な結果となっており、7月10日の安値106.63が意識される水準まで下落するとドルの買い戻しが入り106.9まで上昇しての引けとなりました。

コロナのワクチン開発が異例の速さで進んでおり、相場の下支えとなっていますが、米中関係は香港問題を契機に悪化の一途を辿っています。

トランプ大統領の発言で対中制裁は直ちにする方針ではない事が伝わっているようですが、相場の動きは限定的となっており、FRBの異例の金融緩和により余ったキャッシュが相場に向かっている様相となっているようですね。

米中関係の悪化が相場に与える影響は限定的となっているところを見ると、具体的な対中制裁が発効される可能性もありそうですね。

昨日の売買結果及び今日の売買方針

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前日の取引はドルの上値が重く、前日から持ち越していたロングポジションは1時間足のネックラインを割り込む107.1に達したタイミングで損切りをしています。

そこから106円後半への下落後、107円へ戻すタイミングでショートを入れましたが、4時間足ベースでダブルボトムの形となりそうなチャートとなっていた為、7月10日の安値に近い106.7付近での戻りを見て、ショートの利確、ロングを入れています。

ロングを入れた後に再度、106.65付近までの下落した為、7月10日の安値をバックにしての反発期待でロングを入れた事が良かったようです。

4時間足ベースでは107.42にネックラインがあり、今日はここを目指す動きとなるのではないかと考えています。

ここを更新する事が出来れば、日足のネックラインとなる108.15を目指す動きもあり得るものと考えています。

その為、現在のロングポジションは下値106.8、上値108.0を利確ポイントとしてこのまま放置する予定です。

107.42を更新出来なければ、再度、下落する可能性もありますが、基本的にドル高傾向になると考えています。

相場はリスクオン、ドル売り傾向か? 7月14日ドル円動向

週足

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日足

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高値107.420、安値107.112、始値107.199、終値107.225で小幅な陽線での引けとなりました。

昨日のドル円は前日のドル高傾向を引き継いで上昇傾向での始まりとなりましたが、107.4付近ではショートが観測されており、上値も重く反落する形となりました。

しかし、欧州時間では新型コロナウィルスの感染拡大による「有事のドル買い」に後押しされる形で上昇し、日通し高値を更新する形でニューヨーク時間を迎えました。

ニューヨーク時間に入ると、米モデルナのコロナのワクチンが抗体を発現したしたと伝えられると米株は上昇し、相場はリスクオンに向き、安全通貨であるドル売りが加速する流れとなり、反落しての引けとなっています。

昨日はトランプ大統領が香港国家安全維持法に対する制裁決議に署名しており、中国に対する非難を浴びせていましたが、相場への影響は限定的となっているようです。

相場は米中関係の破綻は織込み済みとして動いているようですね。

全方位に喧嘩を売りながら、洪水や疫病で内部が疲弊する中国の動向には注意が必要です。

理想は共産党体制が崩壊し、中国が分裂し、国力が弱まる事ですが、中国包囲網打破のため、侵略戦争を開始するという可能性も捨てきれないところが中国の怖いところですね。

今日の売買方針

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昨日のロングを維持予定です。

今日も再度ドル高傾向になると考えていますが、107.5付近では強い売りが観測されており、ここで反落する形となると時間足の形的に下落リスクが高まると考えています。

その場合、107.112がネックラインとなりそうなので107.1を割り込めば一度ポジションを閉じ、上昇したタイミングでショートを入れようかと考えています。

しかし、前日安値を更新しない限り、ドルの上昇傾向は継続と考えてドル買いポジションは継続と考えています。

FRBの政策により、米国でもゼロ金利政策が取られており、日米金利差が縮小しており、リスクオンによるドル買いが進む事が少なくなっていますね。

リスクオン時にドルを持つメリットが薄くなり、リスクオフ時にドルを持つメリットが高まっている事が要因のようですが、ドルが高金利通貨であった頃の考えのクセが抜けず、切り替えが難しいですね。

ワクチンの開発、米中戦争、米国でのイールドカーブコントロールの導入など、大きな動きがない限りドル円は107円をコンフォートゾーンとした動きは継続しそうですね。

ユーロドルの方が良く動くので今の相場であれば、ユーロドルの方が動きが掴みやすいかもしれないですね。