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2019年のドル円相場 振り返り

月足

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高値チャート

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始値109.248、高値112.394、安値104.440(1月3日を除く)で変動幅7.95となりました。

変動幅2018年9.91円、2017年11.29円、2016年22.21円、2015年10円、2014年21.10円、2013年18.87円、2012年10.76円、2011年9.98円、2010年14.74円でここ10年の平均変動幅は13.73円です。

平均変動幅から見ても5円以上小幅な値動きとなりました。

今日が相場の最終日ですが、1月3日に見せた5円以上の大幅な下落を警戒し、ドルの持ち高調整をした人が多く109円を割り込んでの大引となり、今年1年間は陰線での引けとなりますね。

今年の値動き

年始早々、大幅な値動きとなり、今年は大相場になるかと考えていましたが、1月3日の下落から徐々に上昇し、4月末には今年の最高値となる112.394をマークする形となってからは上値が重く、反落が続きました。

5月1日から年号が令和に変わってGWが10連休の大型連休となり、再度のフラッシュクラッシュが警戒されましたが、警戒感が強いため200DMAを背景に小幅な値動きが続きました。

来年の年初も警戒感が強いため、フラッシュクラッシュは起きない可能性が高いと考えています。

米中貿易紛争開始

5月6日に中国の貿易体制に不満を口にしたトランプ大統領ツイッターで対中追加関税が発表されてから今年の高値圏111円前後で推移していたドルが5月末には3円程度の下落となる108円前半までの下落となり、慌ただしい月となりましたね。

ここから米中貿易戦争によるドルの下値試しが始まりました。

米利下げ、米中関係による最安値→反発

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米中関係の悪化により、世界経済の減速が懸念され、米経済が堅調に推移する中で7月末には25ベーシスポイントの米利下げとなり、ドルの下値試しが継続されました。

そして、8月26日トランプ大統領が対中報復関税を発表した事により、年初来安値となる104.440をマークする形となりました。

しかし、急激な下げすぎによるショートカバーと米中電話会談、米中協議の継続というトランプ大統領発言により、1日で1.6円程の大幅に反発する形となり、米利下げと米中関係の改善期待による米株高が牽引する上昇相場がはじまりました。

私個人としては、下落が続くと考えていた為、相場を読み違え損失を広げたことを思い出しますね。

9月から年末までの流れ

9月からは米中貿易紛争のヘッドラインに踊らされながら、米利下げ、ダウ及びS&Pの史上最高値の更新が続き、終わって見れば米経済の底強さを見せ付ける1年となりました。

米中貿易紛争は、米中の関税合戦が続き、今年度中の合意は不可能かに見えましたが、12月には中国が膝を屈する形での第1合意がなされました。

この1年はトランプ大統領ツイッターに振り回されるような形で一喜一憂することが多かったのですが、終わって見ればここ10年で見てもドル円の変動幅は最小となり、実際は読みやすい相場だったのかもしれないですね。

来年の見通し

相場の変動幅を考えるとここ3年の変動幅が10円程度と小幅な値動きが続いており、大相場になる可能性が高いと思いますが、来年は大統領選挙がある為、予想が難しいですね。

また、1月の米中合意の調印が行われるのか、中国が合意を守るのかも注目したいところです。

また、Brexitの影響が世界経済に及ぼす影響、東京オリンピック後の不況の可能性など、目を離せない問題が多いですね。

今年のブログはこれで最後となりますが、この1年お世話になりました。

来年も宜しくお願いします。