勝てるストキャスティクスとは?
ストキャスティクスとは?
オシレーターと呼ばれるテクニカル指標で、一定期間内の最安値、最高値に対しての当日の終値を数値化し、売られ過ぎ、買われ過ぎを判断します。
計算方法
%K=(当日の終値−過去n日間の最安値)÷(過去m日間の最高値−過去n日間の最安値)× 100
%D=(当日の終値−過去n日間の最安値)× 3 ÷(過去m日間の最高値−過去n日間の最安値)× 3 × 100
nには14、9、5、mには3が入ることが多く、過去n日間の最安値を0、過去m日間の最高値を100として、70%以上を買われ過ぎ、30%以下を売られ過ぎとして売買判断に使用します。
上記図にはストキャスティクスを表していますが、緑線が%K、赤点線が%Dです。
安値圏で%Kが%Dを追い越せばロング、高値圏で%Dが%Kを追い越せばショートと分かりやすいテクニカル指標です。
上記チャートを見れば、なんだか勝てそうですね。
ストキャスティクスの設定
ストキャスティクスでは一定期間を自分で任意に設定し、売られ過ぎ、買われ過ぎのラインも自分で設定出来るため、この設定数値により大きく差異が出てきます。
また、一定期間の高値安値に関しても、終値を使う場合と高値安値を使う場合がある為、設定によっては全く利益が出ないことも良くあります。
現状で、私が利益が出るかと考えているのは、日足で期間は(5,3,3)で終値ベースでのストキャスティクスでしかもロングのみのパターンです。
EAでの検証
ドル円ロング
ユーロドルロング
ドル円ショート
ユーロドルショート
先に挙げたパターンでEAを作成し、検証しています。
ドル円のロングでは直近10年のドル円では右肩上がりの推移を見せていますが、ユーロドルのロングでは証拠金が半分近くになる大幅下落となっています。
また、ドル円のショートでは小幅なマイナスですが、ユーロドルのショートでは小幅なプラスとなります。
ロング、ショートそれぞれで高値安値での取引となるよう、調整は入れていますが、ストキャスティクスの成果となります。
まとめ
勝てるストキャスティクスは運用通貨、ロング、ショートにより異なります。
ドル円のロングという事であれば安値圏で下げ渋ったタイミングで%Kと%Dのクロスが見られればロング、%Dが%Kを上回れば利確とする事で、勝率は上がります。
ショートに関しては何パターンも試していますが、未だ勝てるパターンが出来ていません。
相場が下落する時はファンダメンタルズで急落するパターンが多く、上昇する時は上値を試しながら、徐々に上がるパターンが多い為、ロングの方がテクニカルで予測しやすいのかもしれないですね。