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イラン軍部、ウクライナ航空機の撃墜認める。 1月10日 ドル円動向

週足

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日足

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高値109.682、安値109.428、始値109.502、終値109.468で小幅な陰線での引けとなりました。

金曜日は今年初の5・10日という事もあり、東京市場では中値に向けてドル買い需要が期待されましたが、109.6に観測される強い売りを前に上昇し切れず、小幅な値動きに終始する形となりました。

欧州時間では、米中の第一合意の調印に向けて中国の副首相が米国入りする事が分かっており、相場はリスクオンへ向いている為、ドルは徐々に上昇し、109.6に観測された強い売りをこなしながら109.68の日通し高値を付けましたが、米雇用統計が市場予想を下回り、109.5まで反落する形となりました。

ニューヨーク時間が始まるとドルは109.6前後までの上昇を見せましたが、日本時間0:45に予定された米政府が発表するイラン制裁を前に上値が重い動きとなりました。

ムニューシン米財務長官

「イラン政権、米軍基地攻撃に関わった高官に制裁を科す」

ポンペオ長官

「イランの米軍基地への攻撃は殺害意図が明確、イランのミサイルがウクライナ航空機を撃墜させたと確信」

と、イラン高官のアメリカの資産凍結、イランの建設業、製造業など幅広い産業への制裁を強化していく方針を発表したことでもあり、ドルは連休を前に利益確定に押される形で反落しての引けとなりました。

中東の地政学リスクが一服した事と、米中合意の進展期待により、12月高値付近まで一気に上昇しましたが、109.7を頭に何度も反落している強いレジスタンスラインを上抜けるほどの力は無かったようです。

中東情勢

イランの首都テヘランの空港近くで1月8日に墜落したウクライナ航空のボーイングはイランが撃墜した可能性が高いと、欧米諸国からの指摘を受け、当初イランは偶発的な事故であると主張を繰り返していました。

しかし、11日に国営テレビを通じて、ウクライナ航空機の撃墜を人為的なミスとして認めました。

今後、イランは米政府からの制裁、ウクライナからの損害賠償請求などを抱える形となり、政治的に難しい立場となりそうですね。

イラクの米軍基地を攻撃したイランのロケットは北朝鮮が技術支援をしたとも言われており、中東情勢が北朝鮮へ飛び火しかねない状況でもある為、ヘッドラインには尚、注意が必要ですね。

Brexitに関して

1月9日、英下院でEUと合意した離脱法案が可決し、20日に英上院で審議されますが、上院でも可決される見込みが高いと考えられています。

1月29日に欧州議会による可決。

1月31日にBrexitとなり、2月〜3月にかけてイギリスとEUとの新たな枠組みでの貿易交渉が開始されます。

1月31日に、EU離脱となっても今年の12月31日までは移行期間としてこれまで通りEU諸国とは関税もなく貿易が出来るため、すぐに影響が出ることはなさそうですが、貿易交渉がまとまらずにEU離脱となれば相場はリスクオフへ向く可能性が高くなるため、今後もBrexit関連のヘッドラインも抑えておいた方が良さそうです。

スコットランド独立を掲げるスコットランド国民党は「スコットランドは独立したEU加盟国として留まる」と発言しており、イギリスの独立問題も今後、世界経済のリスクになる可能性がありますね。

金曜日の売買結果

ノートレです。

今日の体重

今月目標 61.8

トランポリン継続中ですが、家族でお出かけし、ケーキを食べてきました。

娘と半分にしたとはいえ、ダイエット中の食べ物ではないですね。

反省です。