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日足
高値105.425、安値104.795、始値105.341、終値104.937で陰線での引けとなりました。
昨日のFOMCでの結果は市場予想通り、インフレ率が2%を超過しても、米経済が完全に回復したと判断出来るまではゼロ金利政策を維持するとの発表となり、特にサプライズはありませんでした。
その為もあってか、東京時間から欧州時間にかけて104円後半まで下落したドルが更に下落する事もなく小幅に反発し、105円を回復する場面も見られました。
2023年時点での金利予測はFRB17人の委員で過半数がゼロ金利としており、FRBの超ハト派な姿勢に変更が無いことが確認できました。
今後の長期的な目線で見れば、米長期金利の低下からドル安傾向が続きそうですね。安倍総理が辞任し、菅総理の経済政策に対する懐疑的な見方も広がっており、円高ドル安傾向は継続する可能性はありそうです。
他方、イギリス・EU間のFTA締結に向けての懸念材料となるイギリスの国内市場法案に関して、ジョンソン首相はEUに対しての莫大な関税をかけるなど、対立姿勢を鮮明にしており、ユーロとポンドの上値を抑えることにもなりそうです。
国内市場法案に関しては現在、英下院で議論されているので、近々動きがありそうですね。
クロス円の動きにドル円も左右される可能性も高い為、クロス円の動きにも注意したいですね。
昨日の10万円チャレンジ結果及び今日の売買方針
昨日の値動きは東京時間では上値が重いながらも下も硬く、トレードするタイミングもありませんでしたが、欧州時間に入ると赤線のネックラインにプラス5pips程度まで近く形となったので、まずは反発狙いのロングを入れてみました。
しかし、赤線のネックラインを背景にして、ドルは反発する形を見せましたが、上値が重く、建値までの反落を繰り返していた為、ロングポジションは閉じました。
FOMCを前にして、相場は小動きかと考えていましたが、何度も反発を繰り返していた赤線のネックラインをあっさりと割り込んだのですぐにショートを入れました。
104.6ぐらいで利確と考えていましたが、104.9〜104.8付近では下値が硬く、ここから下がるのかが読めなかった為、30pips程の下落で利益を確定させ、前日のマイナスを取り返す形で取引を終えることができました。
現在、青線のネックラインを更新し、ドルの上値は抑えられていますが、赤線の104.181が今年の3月9日を起点とした相場の動きの中でのネックラインとなっています。
ここを突破すれば年初来安値の101.176を目指す動きもあり得る為、重要なラインとなります。
104円前半までドルが下落することが有ればこのネックラインをバックにしてロングもありですね。
現時点では相場の方向感が見えないので、様子見をしたいと考えています。