新型コロナウィルスのワクチン、9月以降に臨床実験開始か。 3月30日ドル円動向
週足
日足
高値108.288、安値107.119、始値107.681、終値107.734で小幅な陽線での引けとなりました。
昨日の相場はアメリカの経済自粛が4月末まで続くという発表及び権利落ち日という事もあり、日経平均は一時的に前週末比800円安まで下落する形となりました。
しかし、後場に入ると日銀のETFの購入、年金の先物買いが入ったようで反発を強め19,000円を割り込まない形での引けとなっています。
欧米時間に入ると、米政府の経済対策が評価された事、ジョンソンアンドジョンソンが9月以降に新型コロナウィルスの臨床実験を始められると発表した事、WHOからいくつかのワクチンが新型コロナウィルスに効果があったとの報道があり、欧米株価は反発し、ダウは690ドル高での引けとなっています。
ドルも株価の下落と共に107円を割り込むかに見えましたが、107円をバックにして反発し、108円を回復しましたが、上値は重く反落しての引けとなっています。
FRBの新型コロナウィルスへの財務対策により、日米金利差は縮小している事、実体経済の縮小が続き、原油の価格下落などがドルの上値を抑える形となっていますね。
今日も108円半ばでの上値は重く、上昇しても反落する可能性が高いかと考えています。
新型コロナウィルスについて
欧米諸国での感染拡大が止まらず、実体経済の縮小が続きますが、各国が中小企業の資金繰りに配慮した経済政策を取っており、実体経済縮小から恐慌状態への移行とはなっていないようです。
そうした中で、WHOよりいくつかのワクチンが新型コロナウィルスに効果がある可能性があるとの提言、ジョンソンアンドジョンソンジョンソンより来年早々にはワクチン投与が出来る可能性が示唆されており、久し振りに明るいニュースとなったようです。
日本の状況
日本では、4月半ば頃に感染爆発を起こす事ご懸念されており、小中高の休みを延長する可能性などが議論されています。
東京・大阪・名古屋など大都市圏での感染が拡大しており、このまま感染拡大が進むと都市封鎖も実際に行われる可能性も出てきています。
オリンピックも来年7月の延期と正式に決定したことで、日本政府も本腰を入れて新型コロナウィルス対策をすると考えています。
新型コロナウィルスの感染拡大がどこまで広がっているか、実体は誰にも分かりません。
自分自身が感染しないだけでなく、感染していたとしても人に移さない行動が求められますね。
特に、BtoCの企業は感染が疑われる社員は自主的に休ませるなどの措置が必要となりそうです。