グローバリズムの終焉、米中冷戦開始か。 5月14日ドル円動向

週足

日足

高値107.357、安値106.766、始値107.018、終値107.232で小幅な陽線での引けとなりました。

昨日のドル円は東京時間ではFRBのパウエル議長による米経済の悪化懸念を受けて、日経平均は2万円割れ、ドルも下値を試す動きが続き106.7まで下がる場面がありました。

しかし、ドルは前日安値を割り込む事なく底堅く推移しており、欧州時間に入ると、トランプ大統領のドル高歓迎の発言により107.1まで一気に戻す場面もありましたが、米失業保険の申請件数が予想より大幅に悪化しており、再度106円後半まで反落となりました。

ニューヨーク時間に入ると、在外の米国企業からも税金を取る事が出来るとのトランプ大統領発言により、ダウは反落、ドルも下値を試す動きが続きました。

第4段の景気対策が支持されると伝わるとダウは急反発し、ドルも107.3の当日高値を更新し、高値圏での引けとなりました。

FRBのパウエル議長がでマイナス金利を否定した事でドルの下値は固く、順調に推移していますが、米中関係が悪化しており、中国側の報復措置として米債権の放出もあり得ます。

米中関係の悪化により、ドルの上値も抑えられる形となりそうですね。

 米中関係について

トランプ大統領は中国との対話はする気はないとし、中国との断交も視野に入れているようですね。中国と断交することで5,000億ドルを節約できるとの見方を示しています。

中国の安価な労働力を求めて、工場を海外に移すグローバリズムが進展したことで中国初のパンデミックにより、安価な労働力による経済成長よりも高い代償を払うことになったことを憂慮しているようです。

与党・共和党上院議員は12日、中国政府が新型コロナウィルスの感染拡大に対して充分な説明をしなかった場合、「中国当局者の資産凍結」「渡航制限」「査証の取り消し」「中国人に対する学生査証の発給停止」「米金融機関による中国企業への融資制限」「中国企業の米証券取引所への上場禁止」などを実施対象としてトランプ大統領の権限で行使できるものとしているようです。

米中第一合意のアメリカの農産物の購入に関して、中国側はアメリカの態度が軟化しない限り、購入は見送るとして反発をしています。

そうした中、FBIは中国がアメリカのワクチン開発にサイバー攻撃を仕掛けて、情報を盗み取ろうとしていると警告したことに対し、中国はアメリカこそ中国の情報を盗もうとしていると反論するなど、米中対立はどんどん深まっているようです。

中国側はアメリカと交渉するために揺さぶりをかけているようにも見えますが、アメリカ側は中国に対して交渉する気が全くないような身もふたもない対応のように感じますね。

コロナ後の世界は、米ソ冷戦時代のように西側と東側で経済圏が分かれ、中国を完全に外す形でサプライチェーンの組み直し、各国の企業は国内に工場を戻し、国内で富を循環させる形とする内需依存型に戻るのかもしれないですね。

グローバリズムでは中国が一方的に得をしてきましたが、チャイナリスクを世界が認識した今、これ以上中国に利する動きをする国はなく、SARSの時のように中国が孤立する流れとなりそうですね。

その当時は日本が中国を助けたようですが、今度ばかりは中国を助けるリスクが大きすぎるため、慎重な対応が期待されます。しかし、中国との地理的な距離が近すぎるため、日本は難しい外交が必要となりそうですね。

FBSのコンテストレベル高過ぎ

FBSのデモ口座コンテストですが、1万ドルで今週の月曜日スタートで現在14,000ドルの40％アップとそこまで悪い数値ではないはずですが、699位(16,022人中）です。

2万ドルを目指して、200％達成すれば５位ぐらいには入るかなと思っていましたが、甘い考えでしたね。

私としては、結構攻めたトレードだったつもりなんですが、トップ層には全然足りないです。

一位は既に29万ドルで2900％、10位でも10万ドルで1000％達成済みです。

やはり、世の中、天才的なトレーダーがいるんですね。

勉強になりました。

コピートレードについて

 コピートレードの結果が見難かったのでMT4で見れるようにしました。2日目の結果は2.55ドル勝ちのようです。

トータルでドルプラスとなりました。

すくないポジションでトレードをしてくれるので、安心感があります。

今後もコピートレード結果を追記していきますね。